デザインサブスクサービスといえば、広告・チラシや名刺などの印刷物のデザインを依頼するもの、というイメージがあります。しかし、デザインサブスクでは、印刷物だけでなく動画広告や会社のPR動画など、動画制作もできるのです。費用がかさみがちなデザイン費用。動画もサブスクを利用すれば、格安で制作できるかもしれません。
動画制作の費用相場は?
動画制作は知識がないと作業効率が悪く、時間がかかってしまう上に、人をひきつけるような魅力的な動画をデザイン・制作するのは素人には難しいものです。しかし「外注で依頼すると高額な費用がかかるかもしれない」「相場がわからないから依頼するのも不安…」という方もいるでしょう。
外注で動画制作を依頼する場合には、相場をしっかり把握しておくことが大切です。ここでは、動画制作の費用について解説します。
動画制作費用はどのように決まる?
動画制作費用は主に3つの費用で構成されています。人件費と企画費、そのほかの費用となる諸経費です。
動画制作において最も費用がかかるのが、人件費です。制作に関わるスタッフや動画に登場する役者やモデルといったキャストの費用が含まれます。企画費は、動画の土台として肝心なシナリオの作成や制作管理にかかる費用です。台本を作ったり、制作のスケジュールを決めたり、キャストを決めたりといったことにも費用がかかることを覚えておきましょう。
そして、最後はキャストや企画以外にかかる費用です。撮影はスマホひとつで簡単に…とはいきません。撮影機材を使用し、ロケーション撮影を行う場合にはロケ地の使用料、スタジオ撮影を行う場合にはスタジオ使用料、またキャストの移動には交通費、そして宿泊代がかかることもあるでしょう。これだけさまざまな費用がかかることを考えると、動画制作費用が安くないことも想像できます。
動画作成の費用相場
では、それぞれの費用にどれくらいかかるのか、相場を見ていきましょう。
まず人件費は、動画の内容によって異なります。キャストが必要になる実写動画は、キャストが多くなるほど費用が上がるでしょう。しかし会社のPR動画であれば、社員を演者に依頼することでキャスト費用を抑えることもできます。スタッフとしてはディレクター、編集者、カメラマンは必須です。
一方、アニメ動画では実写動画と同様にディレクターのほか、アニメーターやイラストレーターが必要となるでしょう。人件費の相場は安くて5万円ほどから、制作時間が長くかかり、キャストが多いものになると300万円ほどになるケースもあります。
次いで企画費ですが、企画においては主にプロデューサーが予算・進行スケジュールを管理し、撮影はディレクターが演出の指揮を行いながら進行。また、シナリオはシナリオライターに作成を依頼する必要があります。企画費としては2万円ほどから50万円程度かかるでしょう。
動画の長さ、シナリオを1から作るか、作りたいシナリオがだいたい決まっているかによっても費用が変わります。諸経費はカメラなどの機材代、スタジオ費用、撮影日数、大道具・小道具の数など金額が左右されますが、5万円ほどから、多くて50万ほどかかることもあるでしょう。
当然ながら動画が長いもの、スタッフ・キャストの人数、カメラの台数など多くなるほど費用は上がります。逆に、自社で用意できるものがあれば、費用を抑えられることも知っておきましょう。
デザインサブスクで動画の製作・編集も依頼できる?
このように、制作する動画によってかかる費用には大きな幅があります。どんな動画でも定額で作ってもらえたらいいのに…と思うでしょう。デザインサブスクでは、SNSやWebで動画広告を使用したいというニーズの増加から、動画の製作や編集のサービスを扱っている会社も増えています。
サービスの紹介、会社・店舗紹介、キャンペーン告知などさまざまな場面で活用できるでしょう。デザインサブスクを利用するメリットはやはりデザイン定額制という点。月額制なので費用を気にすることなく、要望を伝えられ、低価格で理想の動画制作が実現します。また単発ではなく、動画を量産したい、毎月継続して動画を作って欲しいというケースにもぴったりのサービスでしょう。
デザインサブスクを上手に活用しよう
動画制作において、一番の悩みは高額なコストがかかることではないでしょうか。デザイナーを雇っても、毎回外注に出しても、何十万、何百万と費用がかかってしまいます。しかし少しでも費用を浮かせようと自分こなそうとすると、企画の段階で悩んで時間がかかる、人手不足、継続が面倒、など悩みも多いでしょう。
一方、月額で制作依頼ができるデザインサブスクにはメリットがたくさんあります。無制限で動画制作ができたり、高品質な画像、かつ豊富なテンプレートからデザインを選択できたりするといった魅力的なサービスから、ディレクターからの製作アドバイスやマーケティング支援、動画制作の技術の指導といった付加サービスまで提供している会社もあります。
また、単発から数本、無制限といった制作プランを設けている場合もあるので、希望する制作本数が少ない場合には低額なコースを選択することで、定額とはいっても無駄なコストはかけずに依頼できるでしょう。コストの高さがネックになっていた方や企業も、サブスクなら費用の負担を軽減しながら、付加サービスによって動画制作に役立つ情報も得られることがあるのです。
まとめ
印刷物のデザインだけでなく、動画の制作や編集にも対応する会社が増えつつあるデザインサブスクサービス。企業でもSNSのアカウントを持つ会社が増えている昨今、SNS上で視聴者をひきつけるWeb広告や会社のPR動画を出したい、というケースにも活用できそうです。紙の広告に比べ、高い費用が気になって動画制作は外注に出せなかった!という方にもデザインサブスクはおすすめできます。ぜひ一度利用してみてはいかがでしょうか。